MACDは、信頼性の高いテクニカル指標として知られている。トレンド系の性質と、オシレータ系の性質の双方を兼ね備えているからだ。
MACDを求めるには、短期の指数平滑平均と、長期の指数平滑平均の両者を用いる。
当日の指数平滑平均は、前日の指数平滑平均を元に算出する。この点は、移動平均線とは異なる。移動平均線を求めるには計算期間内の各終値さえわかればいい。しかし指数平滑平均を算出するには、前日の指数平滑平均を用いる必要がある。
そのため、たとえば計算期間を10日とした場合、10日前の指数平滑平均から順に毎日の値を順に求めることによって、本日の指数平滑平均を決めることができる。ただし、計算期間の最初の日には、前日の指数平滑平均が存在しないので、代替として、前日の移動平均線を利用する。
短期指数平滑平均と長期指数平滑平均とを組み合わせる。短期・長期の組み合わせとして、たとえば5日・20日がある。短期から長期を引いた値が、MACDとなる。
このようにMACDの算出は、サイコロジカルや RSI に比べると複雑で煩雑だ。それだけに、算出した値の信頼性はより高くなる。
MACDの計算式については、いずれ画像でアップしたい。ここでは、とりあえず、MACDの利用方法だけを簡単に解説する。
MACDから銘柄の売り・買いのタイミングを判定するには、MACDを平滑化したシグナルを利用する。平均期間は9日間が一般的だ。
MACDを結んだ曲線と、シグナル曲線とを見比べる。MACDがシグナルを下から上に抜けたときが、買いのタイミング、逆に上から下に突き抜けたときが、売りのタイミングとされている。
ただし、MACDは完璧ではない。上記の説明を元に、機械的に売り・買いを行っても、必ずしもうまくいくとは限らない。とくに株価のトレンドを注意する必要がある。
どのようなテクニカル指標にも当てはまるが、他の指標と組み合わせ、また、市場全体の動向をも把握しながら利用すれば、勝てる確率をより高めていくことができるだろう。
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