デイトレードは、プロフェッショナルがしのぎを削る戦場での激しい銃撃戦だ。そこれでは一瞬の判断ミスが死を(莫大な損失を)招く。このスタイルを選ぶべき人は天性の反射神経を持った達人に限られる。素人が参戦すれば大やけどすること必定だ。
デイトレードでは、一日のうちに同じ銘柄の取引を完了させる。買い注文から入っても売り注文から入っても、同じことだ。同じ銘柄をたとえば数百万円買い、株価が1円(1ティック)でも上がれば即座に売り払う。俗に1円抜きと呼ばれる手法だ。これで数万円程度の儲けを得る。相場が開いている間、同じことをいくつもの銘柄を対象にして行い、トータルで数十万程度の利益を上げる。
このように、売買の判断をときには数分程度で下すことがあるので、デイトレードでは、毎日、ディスプレイの前に張り付いていなければならない。必然的に、日中は仕事をしている一般の会社員ではデイトレードはできない。もっとも、職場でこっそりとやるなら話しは別だが。
筆者はデイトレードを未経験なので、1円抜きのような技術がどれほど難しいのか、実のところよくわからない。しかし、高度の反射神経と、状況を的確に判断する力が必要なのだろうなということは、感じている。目の前の画面を動くグラフや数字の変化するタイミングに合わせて、次に何をどうするのか決める点では、パチスロの世界に近いのかもしれない。
デイトレードは、筆者に言わせればばくちに近い。投資というよりは投機のようなものだ。一瞬の判断ミスが、命取りになる。短時間で大勢の人の思惑に左右され、株価が乱高下するなかで、そのときそのときに常に正しい判断を下し、勝ち続ける。
銘柄ごとに、デイトレードに向いたものと向かないものとがある。たとえば出来高があまりに少なくて、売買が成立しにくい銘柄は、明らかにデイトレードには向かない。また、もともと値動きの少ない大型株も同じだ。そんなわけで、デイトレードの対象になるのは、値動きの激しい小型株に限定されてしまう。市場にはデイトレ銘柄と呼ばれる、仕手株のような位置付けをされた銘柄が多数あり、デイトレーダー達の激しい売買合戦によって、日々、株価を乱高下させている。
また、デイトレードでは、通常のトレード以上に、見切りや損切りを素早く決断することも必要になる。同じ銘柄を大量に買って、その日のうちに売り抜けるがデイトレードの基本スタンスだ。だからうまくいけば儲けも大きいが、株価が急落すると損失も膨れあがる。買って数分程度で1円下がっただけでも、損切りに走るデイトレーダもいるくらいだ。
デイトレードに向いた証券口座として、松井証券
とを挙げておきたい。松井証券
は、片道の手数料が無料になる。どういうことかというと、たとえば現物である銘柄を買ったとして、その銘柄をその日のうちに売った場合、つまりデイトレードした場合、支払うのは買ったときの手数料だけでいいのだ。ようするにデイトレードするなら、手数料が半額で済む。は月額の定額手数料大系を導入しており、10,500円の固定手数料で、月に50回まで、約定代金の高低にかかわらず、無料で取引できる。
筆者はこれからも、デイトレードに取り組む予定はない。自分では勝てる自信がないからだ。ただ、デイトレードにある種の魅力があることは筆者も認めている。関連する書籍もたくさん出版されているし、ニートや引きこもりのような、毎日、一日中パソコンに向かっていられる人もこれからもっと増えていくだろう。そんな彼らにとって、デイトレードで毎日稼ぐことは、人生における一つの選択肢として非常に有効だと言える。
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