株式投資では、キャピタルゲイン(売却益)だけではなく、インカムゲイン(配当金)によっても、儲けを得られる。以下に、そもそも配当金とは何か、そして、どうすれば配当金を得られるのかについて、それぞれ解説したい。
配当金とは、企業が、計上した利益を投資家に分配するお金のことだ。企業は投資家から募ったお金を使って企業活動を行い、うまく売り上げを伸ばすなどして順調に行けば、利益を上げられる。この利益は通常、投資家に還元される。つまり投資家は、本来、配当金を貰う目的で、お金を企業に投資しているのだ。
配当金は利益から支払われる。したがって配当金を手に入れるためには、利益を計上している企業に投資しないといけない。さらに肝心なのは、過去に利益を計上して配当金を払った企業ではなくて、あなたが株を買ったあとに利益を計上して配当金を支払いうる企業の株を買うことだ。
利益を計上できるどうか、どうすればわかるのか。未来のことなので確実はことは言えないが、ある程度のことは予測できる。たとえば会社四季報などの企業情報誌にある、利益・配当の予想が参考になるだろう。各企業のホームページのIR情報を閲覧しても、何かがわかるかもしれない。過去の事実も未来を予測する上では貴重な判断材料となる。たとえば最近の数年間は一定の利益を計上して配当金を払っているなら、不祥事などで業績が悪化しない限り、次も大丈夫だと言えよう。
株を買っただけでは、必ずしも配当金を貰えるわけではない。大切なのは、いつの時点で株を持っているかなのだ。企業はある特定の時点における株主に対して、配当金を支払う。通常は、決算(および中間決算)の月末時点での株主を対象にする。たとえば3月決算に企業なら、3月31日時点の株主に、配当金を支払うのだ。
さらに注意が必要なのは、ネット証券を利用して月末に株を買ったとしても、配当金は貰えないことだ。買い注文の約定が成立する時点と、株主として企業に認めて貰える時点とは、実はタイムラグがある。通常は、約定が成立した日の5営業日後に、株主として登録される。したがって、配当金を得る権利を確定させるのは、月末から5営業日前の日に、株券を持っている必要がある。この日がいわゆる権利確定日であり、その翌日は権利落ち日と言われる。
なお、利益を計上できていないにも関わらず配当を強行するのは、かなりあぶない会社だといっても過言ではない。あなたが賢明な投資家なら、投資を避けるべきだ。
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