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指し値・成り行き

最終更新日:2008年10月15日

株を売買するには、2つの注文方法のうちどちらかを選ぶことになる。1つは指し値注文と呼ばれ、もう一つは成り行き注文と呼ばれる。

指し値注文は、売買したい株の値段を指定するする方法だ。たとえば現在の株価が650円のとき、10円安く買いたいなら、640円の指し値注文を出す。株価が値下がりして640円に到達した時点で約定する。したがって、指し値注文で指定した価格より高い値で約定が成立することはない。逆に言えば、この価格でないと売買したくないと思うなら、指し値注文を選ぶことになる。

成り行き注文は、株価を指定せずに売買注文を出す方法だ。注文を取引所が受け付けた時点で形成されている株価で約定が成立する。したがって、よほどのことがないかぎり、成り行き注文は必ず成立する。株価に関わらず、確実に売買したいときには成り行き注文を選ぶことになる。

指し値注文で注意すべき点は、思うように約定が成立しない点だ。現在の株価が指定した価格に一致しない限り、いつまでも未決済の注文として放置される。たとえ1円でも一致しなければ、成り立たないのだ。だから、売買のチャンスを逸してしまうことになる。

逆に成り行き注文で注意すべき点は、思った株価で約定が成立しない点だ。たとえば流動性が低くて注文が低い銘柄に成り行き注文を出すと、思わぬ株価で約定が成立してしまい困惑することになる。試しに極端に安い株価で指値注文が出されていたときなど、そのような目に遭わされてしまう。

一番危険なのが、寄りつき前に成り行き注文を出すことだ。昨日の終値と、翌日の寄りつき株価が近くなるとは限らない。相場全体の動向や、銘柄ごとの材料に応じて、極端に高く寄りついたり、逆に低く寄りついたりすることがある。よく考えずに寄りつきで指し値注文を出すと、結果的に安すぎる値段で投げ打ったり、高すぎる値段で高値づかみしてしまう羽目になる。

指し値注文にせよ、寄り付きにせよ、臨機応変に使い分けることによって、狙ったタイミングと株価で約定を成立させる。こうして少しずつ、成功する投資家に近づいていくのだ。

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