週間上ひげとは、週間のローソク足に発生した上ひげのことである。週間のローソク足は次のように作成する。一週間前(5営業日前)の終値を週間の始値、週間の最大終値を週間の高値、週間の最小終値を週間の安値、当日の終値を週間終値とし、あとは通常のローソク足と同じ要領でよい。つまり週間始値と週間終値によって1つの四角形を作成し、そこに週間高値と週間安値を結ぶ一本の線を上書きする。このとき、四角形から上に突き出した線が週間上ひげになり、下に突き出した線が週間下ひげになる。
投資の法則には、銘柄ごとに、週間上ひげ率と週間下ひげ率とを掲載している。週間上ひげ率とは、当日の終値に対する、週間上ひげの割合のことである。単位はパーセント。たとえば当日の終値が500円で、週間上ひげが100円なら、週間上ひげ率は20%となる。また、週間下ひげ率とは、当日の終値に対する、週間下ひげの割合のことである。当日の終値が1000円で、週間下ひげが300円なら、週間下ひげ率は30%となる。
週間上ひげ率が高いことは、一週間の間に株価が高値に到達し、それから下落したことを意味する。つまり株価がひとつのピーク(天井)を形成したことでもある。そのため、そのまま株価が下落傾向を続ける可能性が高いと考えることができる。逆に、週間下ひげ率が高いことは、一週間の間に株価が安値に達し、それから上昇したことを意味する。つまり株価がひとつの底(ボトム)を形成したことでもある。そのため、週間上ひげ率が高い場合とは逆に、そのまま株価が上昇傾向を続ける可能性が高いと考えることもできる。
投資の法則には、週間上ひげ率のランキング、それから週間下ひげ率のランキングの両方を掲載している。計算期間は当日を含めて6日間だ。その間、一度でも値が付かない日があった場合には、ランキングの対象外にしている。つまり、週間下ひげ率、週間上ひげ率とも計算していない。これにより、流動性の低い銘柄のランクインを避けている。
筆者は、東証1部の週間下ひげ率ランキングに注目する。優良銘柄が多いこの市場において、週間下ひげ率が高いことは、中期的な反発傾向にあると見ることができるからだ。もっとも、他の指数、たとえば RSI やσなども参照にしたうえで、チャートの形状も良く見て、たしかに上昇傾向にあると判断してから、買い出動に踏み切るべきだろう。週間ひげランキングを活用した売買判断として、読者なりに良いもがあれば、ぜひ、フィードバックしていただけるとありがたい。
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